西武が1日、「結束ノック」で、浮上への再スタートを誓った。当初は休養日の予定だったが、急きょ全体練習に変更。早朝に遠征先の広島を出発し、新幹線、車を乗り継ぐなど、5時間以上の長旅を経て、西武ドームに集結した。渡辺久信監督(46)の就任5年目で初となる休日返上での緊急練習だったが、練習の冒頭、円陣の中心に立った渡辺監督は「予定があった人もいるだろうし、そこは申し訳ない」と謝罪した上で「みんなで心を1つにして、上を目指していこう」と約3分間、熱く語りかけた。
テーマは「結束」だった。先発調整の西口、牧田、左太もも痛を訴えた栗山を除く、全選手が右翼と左翼をダッシュで往復するアメリカンノックに参加。登板翌日だった38歳の石井も、一心不乱にボールを追いかけた。約30分間、全員で声を掛け合い、西武ドームが活気と熱気で包まれた。片岡が「これが本来のチームの雰囲気」と実感したように、重苦しいムードを一掃した。土井ヘッドコーチは「気持ちを1つにするということ。いいきっかけになれば」と奮起を期待。首位とは10ゲーム差だが、思いを1つに、最下位からの逆襲をかける。【久保賢吾】



