<楽天1-3阪神>◇5日◇Kスタ宮城

 阪神岩田稔投手(28)が先発ローテーション死守をかけた正念場のマウンドで、踏ん張った。8回4安打1失点で、5月23日オリックス戦以来の4勝目を手にした。1点リードの7回1死二塁から中島に外角低め139キロを中前に運ばれたが、粘り強い投球で逆転は許さず。9回の勝ち越し劇を呼んだ。

 岩田

 攻める投球ができた。最近、ふがいない投球が続いていた。やっと勝利の味というのを感じました。

 白星の味をかみしめた。キレのある直球を軸に、打者の内角を強気で攻めた。「今日は真っすぐが良かった。真っすぐが良かったから、他のボールも生きた」。失点後の8回も崩れることなく、1番からの上位打線を3人で切った。

 前回登板の5月30日ロッテ戦ではフィールディングのまずさから失点を重ね、4回途中6失点で今季最短KOを喫し、先発ローテーションの座も危うい窮地に追い込まれた。悪い流れを断ち切るために必死だった。「自分でも何か変えないと、と思って」。髪を短く刈り込み、気分転換も図った。開幕3戦目の4月1日DeNA戦は赤いグラブで臨んだが勝ち星に恵まれず、黒色に変えた。さらにこの日は、昨年使用していたものと同じ黄土色のグラブでマウンドに上がった。

 岩田

 今まで迷惑かけていた分、取り返していきたい。まだまだ試合が続くけど、全力で投げるだけです。

 杜(もり)の都からリスタートを切った。【岡本亜貴子】