阪神藪恵壹投手コーチ(43)は7日、投手が捕手にサインを出す可能性について「時と場合によっては、その場面も出てくる」と話した。前日6日に藤井彰が右太もも裏筋挫傷で離脱。日本ハムからトレード加入した今成が今季2度目の先発マスクをかぶったが、安藤、久保らとのバッテリーで失点を重ねた。
和田監督は今成、小宮山、岡崎の併用で藤井彰の穴をカバーしていく方針だ。経験の乏しい若手3人で、正捕手不在の難局を乗り切っていかなければいけない苦しい状況。ならば、投手が手助けすればいいという発想だ。
藪コーチも現役時代に自らサインを出したことがあるという。「勝負どころで感じるところがあって、この方がいいんじゃないかという時は、思っている方(球種、コース)をいった方が、例え打たれても悔いが残らない。しっかり踏ん切りをつけていっているから」。3月18日オープン戦西武戦では、藤川が投球直前に右手で左腕を数度触り、小宮山にサインを出した例もある。
もちろん、捕手を育てること以上に、投手陣が自信を持って投げることが重要だ。同コーチは「誰が(マスクを)かぶろうが、ピッチャーサイドとしては自信のある球を投げて打ち取っていく。準備をしていい球を投げていくだけ。キャッチャーを言い訳にしない」と力を込めた。投手と捕手が一体となって難局を乗り切っていくしかない。【岡本亜貴子】




