マートンも藤井彰も帰ってくる!
和田阪神が原点回帰で再スタートを切る。きょう22日のDeNA戦(甲子園)からリーグ戦が再開。阪神は21日に西宮市の甲子園室内練習場で最終調整を行った。打撃不振で先発メンバーから外れていたマット・マートン外野手(30)の1番復帰が濃厚。負傷離脱していた藤井彰人捕手(36)も1軍に合流し、先発マスクの予定だ。
我慢の先に花が開くか。リーグ戦再開のDeNA3連戦。くしくも開幕カードが再出発の舞台となるが、和田監督は気合をみなぎらせた。
「我慢の連続だった。しのいで、しのいで踏ん張ってきた。打線も上がってきている。もう1度、原点に戻って、再スタートを切るというところだ」
交流戦では、貧打に苦しみ、拙守や走塁ミスもあった。それでも終盤には若手の奮闘もあり、3戦連続の2桁安打。浮上の兆しが見えた。いかにチームを上昇気流に乗せるか。DeNA戦は今後を考えても、かなり重要な戦いになる。
原点回帰-。指揮官はそう表現する。逆襲の形は見えてきた。マートンが慣れ親しんだ「1番右翼」で4戦ぶりに先発することが濃厚になった。暴言騒動以来、心と体のリフレッシュに努めてきた。来日中のシーツ駐米スカウトの助言もあった。前日20日のシート打撃は右方向に2安打。和田監督も変化を感じた。
「シートでも見せてくれた。練習内容も良くなってきている。後はやってもらうだけだ」
弱点のひとつと言える捕手のポジションでも、右太もも裏を痛めた藤井彰が1軍に合流。マートンとともに初戦から先発マスクをかぶることが確実だ。主力の復調に、新井良や野原祐ら若手、中堅も元気な姿を見せている。一丸野球でチームはまとまりつつある。
首位中日とは6・5ゲーム差。これ以上離されたくはない数字だ。しかし和田監督はまだムチを入れる段階ではないと考える。
「今、ゲーム差を追いかける時期じゃない。借金はチームにとって重い。そこをクリアして、その後の話。まだ勝負どころではない。やっとチームは上がりつつある。そういうものをどうやって勝利に結びつけるか」
宿敵巨人も交流戦優勝で勢いに乗っているが、先は見ない。チームの形をしっかりと作り上げることを最優先に戦うことを宣言した。借金1から再開するリーグ戦。上位か下位かの分岐点に立つ和田阪神が一戦必勝で臨む。【田口真一郎】



