「第6の男」はオレ!

 阪神秋山拓巳投手(21)が21日、甲子園室内練習場で行われた1軍練習に参加した。和田監督ら1軍首脳陣の前で投球練習を行い、状態の良さをアピール。今日22日からのウエスタン・リーグ、オリックス3連戦(神戸第2、わかさ)が1軍昇格テストとなる。3年目右腕は24日に先発。ライバルを押しのけ、1軍昇格チャンスをつかみ取る。

 サバイバルマッチのゴングが鳴る。7月1日ヤクルト戦(神宮)の先発をかけて、今日22日からのウエスタン・リーグ、オリックス3連戦で2軍調整中の久保、二神、秋山が、ガチンコ勝負に挑む。内容の良い投手が1軍昇格チャンスを与えられるサバイバルだ。

 最有力候補の秋山はこの日、1軍練習に“緊急招集”された。和田監督らが見守る中、ブルペンで50球。1軍首脳陣のチェックを受け、状態の良さをアピール。山口投手コーチは「1番手やから」と話した。今季、秋山はウエスタン・リーグ9試合で2勝2敗、防御率2・48。最近は6試合連続で7回以上を投げるなど安定。直球は140キロ台後半をマークし、躍動感が戻ってきた。24日の登板を前に秋山は力を込めた。

 秋山

 しっかり投げてこいと言われました。続けていかないと、候補から漏れるので頑張ります。

 交流戦中は先発ローテーションを能見、岩田、安藤、メッセンジャー、スタンリッジの5人で回していたが、リーグ戦は6連戦が基本。7月10日中日戦(甲子園)からは9連戦も控えており、「第6の男」がクローズアップされる。和田監督は「これから先は、6連戦や9連戦がある。若い力が必要になる。秋山に限らず、1人、2人、入ってくれば、活性化する」とフレッシュな力に期待する。

 秋山の今季にかける思いは強い。1年目の10年は優勝争い中のシーズン終盤に4連勝したが、昨年は2試合の登板で未勝利。昨年11月にオーストラリア・リーグで武者修行し、カットボールをマスターするなど収穫を得た。今春キャンプ終盤に下半身の張りが出て、スローダウンしたが、ファームでは頭ひとつ抜けた存在。期待の3年目右腕がイキの良さを見せつけ、1軍切符をググッとたぐり寄せる。【岡本亜貴子】