<阪神5-7ヤクルト>◇5日◇甲子園

 粘りは見せた。阪神は新井兄弟の豪快アベック弾で2度追いついたが「3度ある」にはならなかった。ヤクルト戦で2連続の同一カード3連勝とはいかず、貯金は再び3に。黄金週間最後の甲子園、今季最多の4万6185人を存分に沸かせただけに、和田豊監督(50)も「食らいついたけどなあ」と悔しそうにつぶやいた。

 頼みのFKが崩れた。3点差を追い付き、直後の8回はセットアッパー福原を投入。開幕から12試合連続無失点だった右腕は、マートンの適時失策などで2点を失った。再び同点とした9回は、リードのない状況でストッパー久保を投入。2四球をきっかけに途中出場の三輪と上田に適時打を浴びて「粘られ負けした。自分の実力のなさです。チームに申し訳ない」と肩を落とした。

 虎将は攻めの采配で勝利への執念を見せた。開幕から嘆いていた反撃力を見せた打線に「ここのところなかった反発力が出てきた。投手もこういう時もある。明日からしっかり戦っていきます」。今日6日からは東京ドームで、ゲーム差5・5となった巨人との3連戦。宿敵の独走を阻止するためにも、虎は牙を磨いて立ち向かう。【近間康隆】