<楽天9-4西武>◇30日◇盛岡
2年ぶりの故郷岩手で、届けたいメッセージがあった。先発した西武菊池雄星投手(22)は、4回5安打4失点で降板し「たくさんのファンの前でもう少し長く投げたかった」と残念がった。2年前のプロ初黒星に続いて結果は不本意だったが、使命感を背負ったマウンドだった。
菊池
岩手の野球はレベルが低いと、自分たちの時は力のある選手が県外に出て行った。大谷(日本ハム)や僕が活躍することで、岩手にいてもプロでやっていけることを証明したい。岩手の子たちが、もっとプロを身近に感じる環境をつくりたいんです。
満員で埋まった観衆の目を、試合前からくぎ付けにした。他投手は全員、屋内ブルペンで投球したが、1人だけグラウンドのブルペンを使用。プロの迫力を、練習から見せつけた。「体調、感覚は悪くなかったんですが、スピードガンは見ての通り」と最速は145キロ止まり。それでも再三のピンチに立ち向かい、乗り越えるたび、拍手と声援が送られた。「大好きな岩手で投げることができて幸せ者。チャンスがあれば、三度目の正直となるように頑張りたい」。故郷への愛着を、次は結果でも示す。【柴田猛夫】




