巨人原辰徳監督(55)が26日、入団合意が発表された井端弘和内野手(38)に直接電話をかけて歓迎の意を伝えた。「新しい野球人生がスタートするという点で、さらに大きくなっていこう。私の中で手助けはする。挑戦しながら戦っていこう」と声を掛けた。

 特に遊撃を守れることに意味があるという。今、正遊撃手は坂本で、交代要員も正二塁手が期待される寺内ぐらい。「坂本を抜いてもらうぐらいの気持ちでやってほしい。勇人は、それに対しさらに上がっていくでしょうし、ピリピリしたチームの雰囲気になれば、彼の入った意味は非常に大きいと思います」と競争がチームを強くすることを期待した。

 10月に右肘と右足関節の手術を行いリハビリ中の井端には、明確なビジョンも示した。「4月の開幕において9割のパフォーマンスが出てくれれば。2月、3月はそのための準備に使おう。1軍でスタートするか2軍から行くかは、1月になって私と話して決めよう、と伝えました」。調整の仕方は井端に任せるなど、全幅の信頼を置く形だ。

 内野のユーティリティー、右の代打、若手の教育役。期待は多岐にわたる。井端は「伝統ある強豪チームで、経験豊富な原監督のもと、自分の力の限界に挑戦できることをうれしく思う」とコメントした。1年契約で年俸は4500万円プラス出来高(金額は推定)。来月上旬にも正式に契約を交わし、巨人の一員となる。【竹内智信】