G戦限定、虎のカーテンだ!

 阪神和田豊監督(51)が新助っ人呉昇桓(オ・スンファン)投手(31=韓国サムスン)を、巨人とのオープン戦2試合には登板させないプランを明かした。

 「隠す、隠さないではないけどね。巨人戦?

 そこは初めて、開幕3連戦で見せるくらいで。まあ、今はどこの球団も見てるからね。どっちかと言えば見せない方向やけど。最初に当たるチームはね」

 先日発表された日程によれば、来年3月9日に甲子園、翌10日には三重・伊勢で巨人とのオープン戦が組まれている。来季は開幕戦の相手ということもあって、注目が集まるカードだが、あえて、2014年の目玉である呉昇桓は登板させない可能性が高い。

 150キロを超える直球とスライダーで勝負する呉昇桓は、球団関係者が「わかっていても打てるレベルの球じゃない」と表現するように、相手の分析をものともしない絶対的な力があるという。だが、打者と投手の関係性においては、本番まで温存しておく方が効果的なことは間違いない。

 2月中の実戦登板を志願するなど、実戦で投げて調整していくタイプの呉昇桓だが、G斬りミッションはシーズンに入ってから。開幕カードで、宿敵に「じぇじぇじぇ」と言わす。