巨人大竹寛投手(30)が30日、“聞き取り調査”を敢行する意向を明かした。「自分のクセや投球がどう見えているのか、特に坂本、阿部さん、村田さんに聞いてみたい」と、レベルアップのための弱点を聞き出す。今季、村田には6打数2安打、阿部は3打数1安打。坂本には4打数4安打と、打ち込まれている感じは否めない。「何で打たれているのか、自分だけでは分からない部分がある」と、リーグを代表する打者ならではの視点を参考にしない手はない。

 昨年は、12月に結婚したこともあり、自主トレを満足にこなせなかった。だが、今年は「例年より早い調整」と言うように、12月中旬から肩作りに取り組み、早めのブルペン入りに備えている。「みんなからいろんなことを吸収して自分の投球の幅を広げる参考にしたい」。“広島大竹”を研究し、新たに最強の“巨人大竹”を作り上げる。【栗田尚樹】