<オープン戦:ヤクルト4-5日本ハム>◇21日◇神宮
開幕投手に内定している日本ハム吉川光夫投手(25)が、開幕前最後の実戦登板で再び制球難に苦しんだ。「今日は悪かったところが全部出た」。風速が約10メートルと春の嵐が吹く中、4回6安打3失点と自身も荒れた。23打者のうち3ボールとなったのは10打者。フルカウントも8打者で5四球。107球も投げ、責任投球回の5回に届かなかった。
強風に影響された前々回と同じ課題に直面した。「(左腕を)振りにいった結果(制球が)荒れた。まだまだ抑えないといけない」。6日の教育リーグ・ヤクルト戦では力みすぎて4回無失点も6四死球。あえて力を抑え、投球フォームが乱れないように工夫した前回の13日西武戦では5回無失点、四死球0。見事に修正したが、リミッターを外すと制御が利かなかった。「もっと球を長く持たないと」と修正点を挙げた。
初の大役は6日後に迫る。栗山監督は独特の表現で期待を示した。「問題外の外の外。場外ホームラン。でも、開幕は任せているんだから。オレは信じて開幕投手に指名した。楽しみにしています」。開幕戦は本拠地・札幌ドーム。自然は敵にならない。吉川も、この日の結果は「あまり気にしていない」と言い切った。「あとは自分の気持ちを、しっかりもっていければ」。不安は残したが、実力や実績は申し分ない。大一番へ向けて心身とも、きっちり調整していく。【木下大輔】



