これがカープ女子力だ。「カープ女子会2014」が2日、都内の広島ブランドショップTAUで行われた。60人のカープ女子が会場を埋め尽くし、広島の丸佳浩外野手(25)、菊池涼介内野手(24)に黄色い声援を送った。

 前日1日にはユーキャン流行語大賞のトップテンに入るなど、年々熱を帯びている。会場スペースの関係で、入場者は60人に限られる。エース前田が出演した昨年は70人の入場に対し、応募は500人。それが今年は60人の入場に対し、750人以上が応募。12・5倍以上の狭き門だった。併設するグッズ売り場での売り上げもほぼ倍増しているという。

 社会現象にまでなりつつある「カープ女子」。人気を一過性のものにさせるわけにはいかない。人気者の堂林が結婚することもあり、菊池、丸ともに“後継者”には大瀬良と一岡を指名。「大地は本当にいい子なんです。頑張ってもらいましょう」と口をそろえた。

 同い年で独身の菊池と、2人の子供をもつ丸。話題は菊池の結婚へと移った。クリスマスの予定が「1人です」と話す菊池に、丸は「キクは15年くらい無理。引退試合で結婚発表しちゃうみたいな」と笑わせた。これに対し、カープ女子からは「愛する女性が現れたら、一刻も早く結婚して」「食生活をしっかりしてほしいから結婚してほしい」の声。チームと選手を愛するカープ女子ならではの?

 本音も聞かれた。

 勝ってファンを増やすのが一番だ。来季へ丸が「全試合出場、マツダスタジアムでCS。あと、かっこいいハイタッチ考えます」と誓えば、菊池も「全試合出場、ゴールデン・グラブ賞、キクマルでお立ち台」とそのつもり。来季もカープ女子の心をわしづかみする。【池本泰尚】