<仙台6大学野球:東北福祉大2-1東北学院大>◇最終節2日目◇27日◇仙台市・東北福祉大野球場

 東北福祉大が東北学院大に連勝し、10戦全勝で12季連続62度目の優勝を飾った。追いつかれた直後の8回裏2死二塁から3番永田恭一右翼手(3年=埼玉・花咲徳栄)の左前打で勝ち越し。ともに故障で出遅れた萩野裕輔(4年=宮城・東北)伊藤直樹(3年=新潟・日本文理)の左右エース格の継投で逃げ切った。29度目の全日本大学選手権初戦は6月12日に東京ドームで関東学院大(神奈川連盟)と対戦する。

 前日26日に打率首位に立った永田が決めた。インフルエンザで第2節を欠場して前節まで規定打席に足りなかったが、4割2分9厘で初タイトル確実。「日本一に近づけるよう今の調子を落とさず全日本でも打ちたい」と闘志を燃やした。

 85連勝で8季連続全勝優勝も全日本では3年連続初戦敗退。8回途中から今季初登板して胴上げ投手になった伊藤も「右肘痛は大丈夫。勝ち上がっていきたい」と上位を見据えていた。【佐々木雄高】