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大谷に“ヘド吐く1000本ノック”解禁

藤枝市で講演を行い、聴講者に質問する日本ハム栗山監督(撮影・木下大輔)
藤枝市で講演を行い、聴講者に質問する日本ハム栗山監督(撮影・木下大輔)

 黄金ルーキーに「栗山ノック」が解禁される。日本ハム栗山英樹監督(51)が24日、二刀流に挑戦するドラフト1位の花巻東・大谷翔平投手(18)に来年2月のキャンプで「1000本ノック」を浴びせることを予告した。今年は沖縄で1度も握らなかったノックバットを手に、自らスーパースターの卵を鍛え上げるつもりだ。今日25日、札幌市内で大谷の入団会見が行われる。

 ついに、栗山監督の“鬼ノック”が本格解禁される。相手は、今日25日に正式契約を結ぶドラフト1位大谷だ。「(大谷の)体が出来たら、いくいく。1000本ノック、打つよ。ヘド吐くまでね」。不敵な笑みを浮かべ、来年2月の春季キャンプを見据えた。就任1年目の今季は打撃指導はしたが、ノッカーは務めなかった。黄金ルーキー育成のため、自らノックバットを手にする決意を固めた。

 超大型遊撃手育成のカギは捕球技術の向上だ。「大谷の場合、スローイングは心配していない」と言うように、悪い体勢からでも安定した送球ができることは、スポーツキャスター時代に取材済み。中学以来の遊撃挑戦となる大谷にとって課題は、ゴロのさばき方とみている。プロの打球速度に慣れ、足の使い方など習得すべき技術は山積みだが「捕る方は、練習すれば前に進める」と、ノックでレベルアップさせるつもりだ。

 準備も着々と進んでいる。1000本ノックとなれば、打つ方も相当な体力を要する。「体力づくりしてるよ。大丈夫。ウチの裏山を散歩するだけで、相当トレーニングになる」と言い切るように、生活の拠点である北海道・栗山町で体力強化を図っている。今冬の北海道は記録的な積雪を記録している。同町も例外ではなく「ウチの裏山なのに遭難するんじゃないかっていうくらい、すごい」。天然のトレーニング施設が、指揮官の体を若返らせているようだ。

 今日25日に大谷は正式にチームの一員となる。メジャー挑戦表明から翻意しての入団。栗山監督にとっても待望の瞬間がやってくる。「大谷君もそう、学校関係者にも迷惑をかけた。でも、大谷君の笑顔が、少しでも(周囲を)救ってくれるところがある。ユニホームを着たら、(これまでの経緯と)線引きできる」と、満面の笑みで再会することを楽しみにしている。

 この日、栗山監督は静岡・藤枝市内で講演を行った。会場につめかけた野球少年からも大谷関連の質問が集中した。注目度は高まる一方だが「ここまで来ると、あまり大谷を心配していない」と泰然自若だ。前代未聞の二刀流育成へ、本腰を入れていく。【木下大輔】

 [2012年12月25日7時11分 紙面から]

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