第63回春季全道高校野球大会札幌地区予選(8日開幕、札幌円山など)の組み合わせ抽選が23日、札幌市内で行われた。

今春センバツに出場した北海は、10日の札幌麻生第2試合で札幌北陵-札幌南と対戦する。まずは春の地区大会予選から1勝ずつ積み重ねていく。内野手の金沢光流主将(3年)は「1つ1つ丁寧に戦っていきたい」と意気込んだ。

今春入部した1年生27人のうち、6人が春のメンバー入りを果たした。センバツに出場した部員にも緊張感が漂っている。「1年生も実力があるので、センバツでレギュラーだったメンバーも焦っていると思う。固定のレギュラーはいないので、みんないい状態で競争できている」。激しいレギュラー争いを上昇への機運につなげる。

○…札幌日大は初戦で札幌新陽と対戦する。エース左腕小熊梓龍(3年)は昨秋から10キロ増の83キロまで増やし、春に備えてきた。一冬での成長を公式戦で発揮する。「冬やってきたことを出した投球を見せたい」。昨年の秋季大会札幌地区予選では準決勝で北海に逆転負けを喫し、惜しくも全道切符を逃した。「秋は悔しい負け方をした。自分が勝たせられるくらいの気持ちでやっていきたい」と意気込んだ。