法大が立大との接戦を制して今季初勝利を挙げた。
左腕の吉鶴翔瑛投手(4年=木更津総合)が、6回2/3を1失点で勝利を呼び込む投球。
5回に自らのバットで先制打を放ち、その裏に追いつかれるも勝ち越しを許さない。
1-1に追いつかれなおも5回2死二塁。9番に右打者の落合智哉捕手(2年=東邦)が代打に告げられた。左腕は「今日の試合を通してあんまり合っていなかったので」と、ここまで無安打の次打者田中祥都内野手(4年=仙台育英)との勝負を選択。ストレートの四球で2死一、二塁として迎えた1番田中の打席。「三振を狙いにいった1球でした」と外角低めの144キロ直球で見逃し三振を奪った。バッテリーの作戦がハマり、要所を締めた。
7回に1番松下歩叶内野手(3年=桐蔭学園)が勝ち越し打。1点のリードを守り、1勝1敗のタイに戻した。
オリックスなどで活躍し、今年1月から指揮を執る大島公一新監督(56)にとっても初勝利。「そうですね、うれしいんでしょうけど自分の気持ちがよくわからないですね」と笑顔を見せた。
22日の3回戦を制して、勝ち点獲得を狙う。