20年東京五輪の監督人事が動きだす。侍ジャパンの小久保裕紀監督(45)がWBC準決勝敗退後の会見で退任の意向を表明。今後はプロアマ合同で野球振興などに取り組む日本野球協議会を中心に、後任の人選に着手する。自国開催の一大イベントに向け、チーム編成を含めて、速やかに新たな体制づくりを進めていく。

 第2回WBC優勝監督の原辰徳氏(58)は、侍ジャパンの健闘をたたえた。テレビ解説を務めるために現地入りし、敗戦を見届けた。「非常に残念ではあります。でも、いい戦いざまの中で、戦ってくれたと思いますね」。世界一奪還はならなかったが、米国相手に接戦を演じた選手らを、ねぎらっていた。