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大毅毛皮で登場4分半の「子供謝罪会見」
WBC世界フライ級王座戦で反則行為を繰り返した亀田大毅(18)が「子供会見」で、ボクシング人生の再スタートを切った。11月30日、東京・新宿の協栄ジムで練習を再開。練習前の会見では一連の反則騒動に頭を下げた。一時は精神的に不安定だったが、この日は白の毛皮を着て登場。歌のパフォーマンス続行を宣言し、練習中には奇声をあげた。謝罪会見で評価を上げた長男興毅(21)に比べ、反省の態度は伝わらず、未熟ぶりが目立った。
かつての大毅のままだった。10月17日に父史郎氏とともに出席して無言のまま退場した会見以来、44日ぶりに公の場に姿を見せた。反則騒動のショックから一時は落ち込み、言葉も出なくなった人間とは「別人」だ。練習中には「フーッ!」と、何度も奇声を上げた。報道陣と談笑し、軽口もたたいた。最後はリングからジャンプして下り、練習を終えた。
「一からでなくゼロからスタートしたい」と改心を誓った。反則行為についても「自分の指示(意思?)です」と自らの非を認めた。精いっぱい敬語で話した。だが、会見はわずか4分半で打ち切られた。サングラスや貴金属こそ遠慮したものの、偶然にも朝青龍と同じ白の毛皮姿。批判の的になった歌のパフォーマンスについても「勝ったら歌うと思うで。歌は好きやから」と悪びれずに言い切った。
ロングラン会見で好感度を上げた興毅とは対照的だった。繊細で気配りのある長男に比べ、大毅は天然でずぶとい。虚勢を張る一面もある。この日の会見前には、自分で書いた「反省メモ」を何度も読み返し、練習もした。本人なりに立派に務めたつもりも、反省の態度は伝わりにくかった。
協栄ジムの金平会長は「これが大毅の素の姿。日本中がズッコケても仕方ない。たたかれるかも知れないが、無理やり土下座させても化けの皮ははがれる。興毅は大人だし、大毅はまだ子供。同じことはできない」と話した。すでに反則行為をした内藤に直接謝罪を済ませた。日本ボクシングコミッション(JBC)からはボクサーライセンス1年間停止の処分を受けた。10月の興毅の謝罪会見で亀田家としてのけじめをつけたとの見方からだ。
今回の反則騒動はスポーツの枠を超え社会問題化した。アンチファンに対して「これからもアンチでいてくれ」と挑発する大毅を、興毅は「きちっと結果を出して、徐々に納得させて、認めてもらうしかない」とかばった。来年からは世界挑戦へのハードルとして東洋太平洋王座、日本王座の獲得が義務付けられる方向。大毅も世界再挑戦のためには、まず日本の頂点に立たなければならない。もうビッグマウスだけで話題は呼べない。
[2007年12月1日8時58分 紙面から]
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