王者池原シーサー久実子(30=フュチュール)が、挑戦者の江畑佳代子(39=ワタナベ)を7回28秒、負傷判定で下し2度目の防衛に成功した。

 敗れた江畑は試合後、現役引退を宣言した。広告代理店に勤務しながらボクシングを続け20年。負けたら引退と決めていたそうで「終わりにしようと思います」と涙を流しながら話した。頭脳的な試合運びで「勝てると思っていた」という内容も、7回にまさかのバッティングで試合終了。「これが今の私のベスト。すごく楽しい20年でした」と、吹っ切れた表情で話した。