30日に行われるボクシングのWBO世界ミニマム級王座決定戦(愛知・パークアリーナ小牧)で、同級2位田中恒成(19=畑中)と戦う同1位フリアン・イエドラス(27=メキシコ)が26日、名古屋市内の畑中ジムで練習を公開した。

 約30分の軽めの練習で汗を流したイエドラスは「コンディションは整っている。私は基本的にはファイター。倒すチャンスを常に狙っていきたい」と、鍛えられた肉体を披露しながら自信を示した。田中の印象については「とてもスピードがある」と警戒しながらも「対応できないことはない」ときっぱり。「KOは急がずに最初は様子を見て、徐々にKOを狙っていきたい」とゲームプランを語った。

 イエドラスの練習を見守った畑中ジムの畑中清詞会長(48)は「いい体をしている。パンチ力はある」と目を光らせた。過去のイエドラス戦のビデオも見ている同会長は「ローブローが多い。それは(ルールミーティングで)言いますよ」と、相手のラフプレーを警戒していた。