天龍革命最終章は、11・15両国国技館に決定した。天龍プロジェクトは26日、両国国技館で会見し、天龍源一郎(65)の最後の引退試合を11月15日に両国国技館で開催すると発表した。国技館は、64年1月に力士として初土俵を踏んだ格闘家人生の出発点。当時は蔵前で、場所こそ違うが「蔵前国技館で最初の土俵に上がり、両国国技館で終えられるのも1つの運命かな。最後が両国で幸せだと思っている」。対戦相手は後日発表される。天龍は11月限りでの引退を表明してから12試合を消化し、下半期にも9試合を予定している。

 最近はテレビで滑舌の悪さが受けて? お茶の間の人気者となっているが、天龍プロジェクト代表で長女の嶋田紋奈さんからは「11月15日以降も、できる限り働いてもらいたい」とハッパをかけられた。同じく滑舌の悪い長州力と人気を二分するが「ボクは相手に分かってもらおうと、大声でしゃべればしゃべるほど空回りするけど、長州の早口で、飛ばし飛ばししゃべる日本語はちょっと理解できないね」とライバル意識をのぞかせた。【桝田朗】