前日本ライトフライ級王者で、WBC世界同級3位の木村悠(31=帝拳)が、ヘスス・ファロ(メキシコ)と対戦し、3-0の判定で勝利した。足を使った出入りの激しいボクシングでペースをつかむと、7回にはコーナーに追い込んで激しい連打を浴びせた。KOこそ逃したが、ジャッジ3者がフルマークを付ける完勝。節目のプロ20戦目を白星で飾ると「勝利できてほっとしている。倒すチャンスがあった7回に仕留めきれなかったのが課題。詰めの甘さが出てしまった」と振り返った。

 世界挑戦を目指し、6月に3度防衛した日本王座を返上。今後については「WBC王者のゲバラとやりたい」とアピールした。