WBC世界スーパーフライ級王者で、28日に同級2位江藤光喜(27=白井・具志堅)の挑戦を受けるカルロス・クアドラス(27=メキシコ)が23日、都内の帝拳ジムで公開練習を行った。

 挑戦者江藤のジム会長、具志堅用高氏が熱い視線を送る中、シャドー、ミット打ちなど約1時間汗を流した。父親が熱狂的な具志堅ファンで、姉(32)がグシケンと命名されたというクアドラスは、初対面に感激。「『初めまして』とあいさつした。とてもうれしい。父も会場に来るので楽しみ」と話した。日本で6試合目となる防衛戦には「KOで勝ちたい」と自信を見せた。偵察した具志堅会長は「スピードもあるし、守備も力を入れている」と警戒を強めていた。