プロボクシングの元世界2階級制覇王者・八重樫東(32=大橋)が19日、横浜市内のジムで、IBF世界ライトフライ級王者ハビエル・メンドサ戦(29日、東京・有明コロシアム)に向け、練習を公開した。

 ミット打ちや、サンドバッグなど約1時間半のメニューで切れのある動きを披露すると「こんなに早くチャンスをくださった会長や、応援してくれている人に恩返ししたい。紙一重の戦いになると思うので、気持ちが折れないように、覚悟を持って臨みたい」と話した。

 日本人3人目の3階級制覇のかかる一戦は、節目となる世界戦10試合目。「年を食った分だけ積み重ねてきたものもある。そういう経験が出せれば」と王座奪取に闘志を燃やした。