日本スーパーフェザー級タイトルマッチが3日に東京・後楽園ホールであり、王者尾川堅一(28=帝拳)が挑戦者で同級1位内藤律樹(25=E&Jカシアス)を3-0の判定勝ちで下し、3度目の防衛を果たした。

 5回負傷判定勝ちで王者になった昨年12月以来の再戦に勝ったが、「守りに入っちゃったのが反省」としかめっ面。かわす技術に優れる内藤に、連打ができなかった。KOよりもポイント狙いが頭を占め、本来の思い切った踏み込みからのボディーも単発。試合終了後に内藤に「やっぱ強いよ」と告げたが、課題も大きかった。2歳から日本拳法を始め、ボクシング歴はまだ6年。WBC、IBF、WBOのランクで1桁台の異色ファイターは「内藤君とはまた世界の舞台でやりたい」と言った。