ボクシングのWBC世界フライ級1位比嘉大吾(21=白井・具志堅スポーツ)が11日、都内のジムで練習を公開した。

 20日に東京・有明コロシアムで、同級王者ファン・エルナンデス(30=メキシコ)に世界初挑戦する。同じ20日にデビューする同じ沖縄出身の大湾と2回のスパーリングで、自慢の強打や連打を披露。ミット打ち、バイクこぎなどで約1時間半汗をかいた。

 具志堅会長は男子は4人目でジム初の世界王者誕生を期待する。「万全な態勢で絶好調で来ている。勇気に瞬間の破壊力がある。初回からいかせたい」と力を込めた。比嘉はこれまでで最多の10回スパーリングを5回などで磨きをかけてきた。「初回からガンガンいき、最終的に倒せれば。沖縄に元気を届けたい」。25年ぶりで7人目の沖縄出身世界王者を誓った。