ボクシングの勝又ジム55周年記念興行の記者会見は28日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで開かれた。

 メインイベントとなるWBOアジア・パシフィック女子ライトフライ級王座決定戦に出場する元WBA女子世界スーパーフライ級王者・天海ツナミ(33=アルファ)が対戦相手のカレアン・リバス(28=フィリピン)と同席で会見に臨んだ。

 天海は「これは次の世界挑戦権が懸かっている。その権利を取りたいと思います」と意欲満々。主催者となる勝又洋会長からも、この勝者が12月1日に東京・後楽園ホールで行われるWBO女子世界同級王座決定戦(藤岡奈穂子-ヨカスタ・バレ)で誕生する新王者への指名挑戦権が得られることが報告された。

 会見前の前日計量ではリミットよりも100グラムアンダーの48・8キロでパスした天海は「先のことですけど、自分が(世界戦を)戦うつもりでいる。しっかり勝って終わりたい。インパクトのあるKOで勝ちたい」と強調していた。