2月28日に世界初挑戦(東京・後楽園ホール)を控えるプロボクシングWBA世界スーパーバンタム級11位・松本亮(24=大橋)が19日、横浜市の所属ジムで4回のスパーリングを消化した。拳を交える同級王者ダニエル・ローマン(27=米国)を想定しながら、同門の日本フェザー級ユース王者溜田剛士(24)と4回のスパーリングを消化。右ショート、左ボディーなどを的確にヒットさせた。

 週3回のスパーリングに加え、週4回のペースでフィジカルトレも敢行。「ジャニーズ系ボクサー」と言われるイケメンが必死の形相でハードメニューに取り組んでいる。松本は「つらいっすね」と苦笑いを浮かべつつ「世界王者になって、みんなを笑顔にしたい」と意欲を示した。

 師匠の大橋秀行会長(52)は「肉体的にも疲労が出てくる時期だが、これからが(世界戦に備えた)本番」と見守っていた。