新日本プロレスのG1クライマックス28で3年ぶり3度目の優勝を果たした棚橋弘至(41)が13日、都内で一夜明け会見に臨んだ。

 来年1月4日の東京ドーム大会のメイン、IWGPヘビー級選手権での王座挑戦権利証を受け取ると、「希望があります」と進言。5月のIWGPヘビー級選手権で敗れ、G1のAブロック最終戦で時間切れ引き分けに終わっていたオカダ・カズチカの名前を出し、「挑戦権利証をかけて、オカダと戦いたい」と逆指名した。

 数々の名勝負を繰り広げてきた両雄。5月の一戦では、自身が持っていたIWGPヘビー級王座最多記録11回を、目の前で12回に更新され、G1でも雪辱できなかった。「オカダを倒した上でドームに行きたい。完全に僕目線なんですけど、負けて引き分けて、次に勝てばすごく分かりやすい。調子の良さをアピールできるという計算があります。でも、その分、オカダの強さは十分に理解しています。リスクがあってもオカダとやる必要があると思いました」と述べた。