<プロボクシング:WBA世界女子スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

 挑戦者の同級1位天海ツナミ(24=山木)が初挑戦で世界王座を奪取した。初回は王者張喜燕(28=中国)のスピードに圧倒されたが、徐々に左フック、ボディー攻撃で盛り返す。後半は接近戦でポイントを稼ぎ、2-1の判定で勝利した。

 サッカーからボクシングに転向して4年で、WBAでは日本女子初、JBC公認後3人目の世界王者に輝いた。ベルトを巻かれると涙を流し「うれしいに尽きます。泣かないつもりだったけど、込み上げてきた」。沖縄から応援に来た家族の声援に応え、リング上で母加律子さんとも抱き合った。