6月13日の試合中に頭を強打して46歳で急死したプロレスラー三沢光晴さんのお別れ会が4日午後、東京都江東区のディファ有明で行われた。

 人気ぶりを示すようにファンは前日からの徹夜組など、午前9時には約300人が集まっていた。会場には遺影が掲げられ、祭壇の前にはリングが設置。テンカウントの後に三沢さんのテーマ曲「スパルタンX」が流された。三沢さんが所属した「ノア」の百田光雄副社長によると、関係者約1000人が参列。訪れたファンは約2万5000人で、会場の外には記帳や献花をする列が延々と続いた。

 大相撲の元横綱でプロレスに転向した曙さんは「1度だけ対戦したけど、どんな時も歯を食いしばっている印象があった。ゆっくり休んでください」と神妙な面持ち。東京都世田谷区から来た男性(33)は「ずっとここにいたいけど、泣いてしまいそうだったので出てきました」と目を潤ませていた。