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 GP」(12月5日・横浜アリーナ)に出場するバダ・ハリ(24=モロッコ)が30日、東京都内のジムで練習を公開した。トーナメント準々決勝でのカラエフ(ロシア)戦に向け、早くも26日に来日するなど、調整も万全。公開練習は数分程度で終わらせる選手が大半だが、この日のハリは40分ぶっ続けでシャドーボクシング、ミット打ちに汗を流していた。

 昨年の同大会では、決勝でボンヤスキー(オランダ)を踏み付ける反則を犯した。失格処分になった上、ファイトマネーを没収されただけに、今回は雪辱を期す舞台になる。「去年は我を失い、後悔、反省している。今回、優勝することによってずれた方向を真っすぐに戻したい」。重量級新世代のエース候補が、戴冠で世代交代を実現させる。