WBAは19日、フライ級王者の亀田大毅と同級元王者の坂田健史(協栄)との世界戦の興行権を29日(日本時間30日)に入札にかけるとホームページ上で発表した。

 WBAは2月に新王者となった亀田大に対し、坂田の挑戦を受けることを義務付けた。だが、亀田側は以前所属した協栄とファイトマネーをめぐる民事訴訟を起こし、係争中であることを理由に対戦を拒否。WBAが入札に踏み切った。

 協栄ジムの金平桂一郎会長は「入札に参加する」と表明。亀田ジムは父史郎氏の暴言問題のため活動停止中で、亀田大は東日本ボクシング協会預かりとなっている。同協会の北沢鈴春事務局長は「亀田ジム側とも話し合って、今後のことを検討する」と話した。