<NEO:東京大会>◇5日◇東京・後楽園ホール◇976人

 NEOが旗揚げ10周年記念興行で解散を発表した。第3試合に出場したNEOの大黒柱・井上京子(41)が今大会限りでの退団を電撃発表。メーンで行われたバトルロイヤル後に長期欠場中の新人をのぞく6人がリングに上がり、12月31日の後楽園ホール大会で解散することを発表した。NEO3冠王者・田村欣子(34)タニー・マウス(34)宮崎有妃(31)の同期3人は団体解散とともに引退する。

 NEOは05年4月に全日本女子、GAEAの2大団体が解散した後、女子プロレス界をけん引してきた。しかし、06年12月に椎名由香、7月に仲村由佳、08年12月に元気美佐恵、09年5月に松尾永遠、11月に三田英津子と引退が続いた。また、道場設立まで旗揚げから5年半かかったこともあり、なかなか新人をデビューさせることができなかった。京子らが脱退すると、残る選手はキャリア4年目の勇気彩と野崎渚のみ。団体の活動停止は避けられなかった。