<SRC13>◇20日◇東京・両国国技館

 SRCフェザー級初代王者の金原正徳(パラエストラ八王子)が、初防衛戦でマルロン・サンドロ(ブラジル)に1R38秒で壮絶なKO負けを喫した。右ストレートをくらい、ロープ際に詰まったところに右アッパー一発でとどめを刺された。完全に意識がなくなり、担架で控室に担ぎ込まれた。約1時間後に会見した金原は「感想ですか?

 覚えてないです。それだけです。パンチが見えなかった。悔しいですね。また、強くなって帰ってきます」と悔し涙をにじませた。

 昨年8月のフェザー級GPで、敗者復活戦から勝ち上がって初代王座に就いた金原。初防衛戦は、あえて最強のサンドロを指名した。最強の男に勝って、真の王者を目指したが、敗れ去った。「打撃の練習をたくさんして自信がついたので、調子づいてしまった。それで負けちゃったので、悔いはないです。もう1回、はい上がってくるしかない」と話していた。