5月に全日本を退団した小島聡(フリー)が29日、復帰戦となる新日本G1クライマックス(8月6日開幕)に向けて公開練習を行った。東京・渋谷区のミッドプレス初台で、加圧式トレーニングの主なメニューを披露。6月2日に手術した左ひじも順調に回復していることを伺わせた。

 全日本退団、左ひじ手術後、はじめて選んだ復帰第1戦が古巣の新日本マットとなる。G1は自らがデビューした91年からスタートし、今回が20回目を迎える節目となるだけに小島は「自分も20周年が近づいている。G1は運命だったと思っている」と口調を強めた。またIWGP王者・真壁刀義から「小島は終わってるだろ」と挑発されていることに対しては、余裕の態度を示し「真壁が(シングルベルト奪取を)苦節13年と言っても、オレが初めて3冠ヘビーを取ったのは14年目ですから。お前のやってきたことは苦節でも何でもないと言いたいですね」と涼しい顔だった。