ボクシングのダブル世界戦発表会見が27日、名古屋市内のホテルで行われた。試合は11月26日に愛知・日本ガイシホールで開催される。メーンは前WBC世界バンタム級王者で現在同フェザー級2位の長谷川穂積(29=真正)が、同級1位ファン・カルロス・ブルゴス(22=メキシコ)との同世界王座決定戦に出場。セミファイナルではWBC世界スーパーフェザー級2位の粟生隆寛(26=帝拳)が、同級王者ビタリ・タイベルト(28=ドイツ)に挑戦する。長谷川、粟生ともに世界2階級制覇がかかる。

 長谷川はバンタム級から一気に2階級上げての世界戦。しかも4月30日にWBCバンタム級11度目の防衛戦で現王者モンティエル(メキシコ)に敗れて以来、再起戦が即世界戦となる。「モンティエルと再戦できたらいちばんよかったが、できないなら立ち止まるわけにはいかない。初めてのフェザー級の試合が世界戦だし、どういう展開になるか自分でも分からないが、必ずベルトをとりたい」と必勝を誓った。