<NEO:東京大会>◇31日◇後楽園ホール◇1750人

 女子プロレス団体NEOが10周年の活動に幕を閉じた。トップ選手の田村欣子、タニー・マウス、宮崎有妃が年内いっぱいで引退することを受け、若手が育たなかったことも一因として、団体の解散も決定した。団体の大黒柱だった井上京子が解散に反発して退団するハプニングもあったが、この日はリングに上がって引退3選手を労った。超満員札止めのファンに見送られた3人は「プロレスのパワーを感じた」と喜びながらも「引退や解散の時ばかり満員になるのはよくない。この大会をきっかけにして、お気に入りの選手を見つけたり、今後も盛り上げてほしい」と今後の女子プロレスを気にかけた。「NEOが大好きだった」と口をそろえた3人は、来年からそれぞれの職場で新しい道を進む。