<ゼロワン:10周年記念興行>◇6日◇東京・両国国技館

 ゼロワンの大谷晋二郎社長(38)が、10周年記念興行の成功に号泣した。約1万人のファンが詰めかける中、各選手の白熱したファイトで会場は大盛り上がり。05年に急逝した破壊王・橋本真也さん(享年40)の長男大地(18)もデビューした。大谷自身がメーンを張った高山善広(44=高山堂)とのシングルマッチは、激闘の末に敗れたが「オレたちは、めちゃくちゃ重たいものを背負っている。でもそれは、めちゃくちゃ温かいものなんだとあらためて感じた。橋本さんに言われたんだ。プロレスラーは、そのときの感情をすべて出せと。そして10年、応えてくれた人々が集まってくれた」と目を真っ赤に、唇を振るわせながら話した。