日本人ボクサー史上初の3階級制覇を達成したWBA世界バンタム級王者の亀田興毅(24=亀田)が4日、弟の和毅(19=亀田)とともに合宿地のフィリピンへ出発した。5月7日の同14位ダニエル・ディアス(27=ニカラグア)戦(大阪府立体育会館)に向けて約10日間、スパーリングやマスボクシングなどで実戦練習を重ねる。興毅は「パワーだけでは、バンタム級は難しい。スピードとキレ。パッキャオという、いい見本がいる。左のパンチを磨きたい」とフィリピンの英雄で、6階級制覇の現役王者マニー・パッキャオ(32)をイメージした。また、興毅と同日、同会場で試合(対戦相手は未定)をする和毅も「コンディションを上げて、いい戦いをしたい」と気合を入れた。