<ユニオン:東京大会>◇4日◇東京・後楽園ホール◇1270人

 石川修司(35)が高木三四郎(41)を下し、昼のDDT大会で対戦したディック東郷(41=DDT)とあわせ、トップ選手からの連勝を果たした。

 自ら望んだ2連戦に「最低2勝」と臨んだ石川だが、東郷戦で痛めた脇腹のダメージが残り、包帯を巻いてリングに上がった。負傷個所への徹底した攻撃に苦しみ、高木のファイナルアンサー?、シットダウンヒマワリボム、さらにこの試合のため開発した巨人殺しも浴びた。

 しかし、すべてしのいだ石川は背後からのミサイルキックで反撃に転じ、ランニングニーアタック連発、のど輪式スープレックス、スプラッシュマウンテンと畳み掛けた。雪崩式のスプラッシュマウンテンは形が崩れてしまったが、正調スプラッシュマウンテンでたたきつけ、高木に3カウントを聞かせた。

 高木は「昼も夜もよく勝ったな。KO-D無差別級のベルト、何があっても手放すなよ。両国大会(DDT、7月24日)のメーンにユニオン代表として立て!

 その後の防衛戦はこのオレ様だ」とエール。過去2回のDDT両国大会に出場できず、悔しい思いをしてきた石川は「オレはもっとすごいレスラーになって、両国のメーンに必ず立ちます」とファンに約束した。