<バトルエイド>◇6日◇東京・新木場1stリング

 元参院議員のプロレスラー大仁田厚(53)がバトルエイドに出場した。メーンの6人タッグマッチで戸井マサル、ジウインガーとともに、ミスターポーゴ、鶴巻伸洋、高瀬直也組と対戦。骨折している右肩をテーピングで固めた大仁田は、ポーゴに鎖鎌で背中を刺されるなどして流血。16分14秒にポーゴの火炎攻撃を受けた戸井が、ピンフォールを奪われて敗れた。

 今回は収益の一部を東日本大震災の義援金に当てる。試合前に売店で大仁田グッズを買ったファンにサイン。記念撮影に応じた大仁田は「グッズの売り上げは、義援金に全部寄付する。100億円も寄付する人がいる一方で、大きな金額にはならないけど、忘れずに持続して何回も支援することが大切。僕らのできることをやっていく」。

 また、震災により政治が停滞していることについて「中国との尖閣諸島の問題や北朝鮮問題を忘れちゃいけない」と話した。