WBA世界スーパーフライ級の新王者・清水智信(30=金子)が右眼窩(がんか)底骨折をしていることが1日、明らかになった。前日、東京・日本武道館で前王者ウーゴ・カサレス(33=メキシコ)に判定勝ちした清水は、この日、東京・下北沢の金子ジムで一夜明け会見。右目上に大きなばんそうこうをはり、サングラス姿で、試合後に病院に直行して一晩入院したことを明かした。「試合で、すべてを出し切ったので、点滴を打ってもらいに行きました。基本弱い子なんで」と笑ったが、右目は腫れてふさがっていた。

 初防衛戦は、早ければ今年12月にも同級1位の亀田大毅(22)が有力だが、微妙になった。金子賢司トレーナーは「軽度なもので、まず1週間様子をみたい。完治までは半年かかるが、痛みがなければ3日後でも運動してOK。年内に試合ができるかは、8対2くらいの感触で大丈夫だと思う」と話した。