WBA世界バンタム王者の亀田興毅(25=亀田)が、「K-1四天王」の破壊力を伝授された。24日、来日中の元K-1王者アーネスト・ホースト氏(46=オランダ)を都内の所属ジムに招き、約1時間半、キックの練習を実施。同氏が手にするミットを目がけて蹴りを何度も放ち、腰の回転を効かした下半身の動かし方などの指導を受けた。

 4月4日にノルディー・マナカネ(インドネシア)を迎えて4度目の防衛戦(横浜アリーナ)を行う亀田は「ボクシングは上体だけで戦いがちだけれど、下半身も使って、全身でパンチを打たないと。(キックボクシングの)遠い距離からでも打ち込める感覚も分かった」と手応えを口にした。ホースト氏も「亀田選手はわずか1時間半で基本を習得した。吸収が早く、才能がある」と絶賛した。

 ホースト氏は97年と99年のK-1GP、00年と02年のK-1

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 GPで計4度優勝。アンディー・フグ、マイク・ベルナルド(いずれも故人)、ピーター・アーツとともに「四天王」と呼ばれた。06年に引退後、ジムを開設して後進の指導にあたっている。