亀田ジムは8日、3兄弟の次男大毅(24)と三男和毅(21)の世界前哨戦を3月9日、横浜文化体育館で行うと発表した。現在WBA世界スーパーフライ級2位の大毅は、元NABF北米フライ級王者ファウスティーノ・クプル(27=メキシコ)と対戦。WBC世界シルバー・バンタム級王者の和毅は、兄興毅(26)に挑戦して敗れたノルディー・マナカネ(29=インドネシア)と対戦する。

 大毅は「ノンタイトル戦はこれで終わり。これからは世界戦。今年の終わりにはベルト2本ぐらい巻いているつもり」と、世界王座返り咲きへ意欲を見せた。1月には1週間ほど1人で大阪へ行き、体幹トレーニングなどミニキャンプを行ってきた。「気持ちが変わる」と試合への集中を高めてきた。

 一方、三男の和毅はマナカネ戦へ「お兄ちゃんが苦戦した相手。小さい選手だから距離感の練習にもなる。打たれ強いと聞いているのでしっかりKOして、あとは世界のチャンス待つだけ」と静かに闘志を燃やした。