<プロレスリング・ノア:東京大会>◇9日◇東京・後楽園ホール◇1700人

 昨年5月、ノアに入門した新人の熊野準(ひとし=21)が第1試合に出場、念願のプロデビューを果たした。

 ノアとしても05年12月のマイバッハ谷口以来、7年2カ月ぶりの新人デビューとなった。熊野が道場で指導を受ける小峠篤司(27)と対戦。得意とするドロップキックを先輩に見舞って果敢に攻めたが、小峠は余裕の表情。逆に裸絞めをはじめ、逆水平チョップやエルボーなど強烈な技を受けてマットにたたきつけられた。逆エビ固めを許し、8分36秒、ギブアップで敗れた。

 奮闘の末に敗れた熊野は「期待していただいているので、それに応えないと行けないと思っています。デビューするまでは、ここがゴールだと思っていましたが、やはりスタートライン。これから練習していきます」と大粒の汗をぬぐっていた。