日本ボクシングコミッション(JBC)は27日、東京都内でランキング委員会を開き、ノンタイトル6回戦のプロデビュー戦(25日)でTKO勝ちしたロンドン五輪男子ミドル級金メダリストの村田諒太(27=三迫)を満場一致で日本同級1位にランクさせた。

 JBCによると、デビュー戦勝利からすぐに日本1位となるのは初めて。

 東洋太平洋ミドル級王者の柴田明雄(ワタナベ)を2回に倒した村田は「大変光栄です。ただもっと上の価値のあるランキングに入れるよう頑張ります」とのコメントを発表した。

 JBCの森田健事務局長は東洋太平洋王者を圧倒したことを評価し「誰も反対する人はいない。内容も申し分ない」と話した。

 1964年東京五輪バンタム級で日本ボクシング初の金メダルに輝いた桜井孝雄(故人)は6回戦のプロデビュー戦で白星を飾った後、日本ジュニアフェザー級(現スーパーバンタム級)6位に入った。