<レスリング・ニュークラシック>29日◇神奈川・ラゾーナ川崎

 腰の負傷により、欠場となった朱里にまたしても堀田祐美子が噛みついた。この日、中島安里紗とのシングル戦が組まれていた朱里は無念の欠場挨拶を行った。

 「今日の中島安里紗戦、すごく重要だったんですけど、今後のことも考え、会社と相談した結果、欠場させていただくことになりました」と苦しい胸の内を吐露。

 そのとき、堀田祐美子の乱入というハプニングが発生した。そして、マイクをつかみ、「おまえ、勝手に私が持っていたベルトを巻いているらしいけど、それを取り返しに来たぞ」と朱里を急襲。助っ人に来たAKIRAに対してもイス攻撃を見舞った。「トップは誰だ、トップ出てこい」という堀田にTAJIRIが割って入ると、イスで殴打した揚句、「朱里とのカードを組め」と要求し、その場を去った。

 TAJIRIは「いやーびっくりしました。頭の黄色い人が突然出てきたから一体何事かと…いまはパニックになっているので、ちゃんとビデオを見返して頭の中を整理してカードを組みたいと思います」と即答を避けた。

 朱里は20日、REINA・東部フレンドホール大会でREINA世界女子王座を奪取し、WNCディーバ王座と合わせ2冠王者となったばかり。20日の東部でも朱里に対戦を要求していたが、ついに朱里の本拠地・WNCのリングに乗り込み実力行使に出た。

 なお、朱里の欠場により、予定されていた朱里対中島安里紗戦は、真琴対中島戦に変更。しかし、ここでもハプニングが起きた。試合中、中島が技を繰り出すタイミングの際、右ひじを負傷し、レフェリーストップとなった。中島は病院に運ばれ、しばらくの間欠場となる可能性が出てきた。