<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇10日◇東京・両国国技館

 王者の山中慎介(31=帝拳)が、5度目の防衛を果たした。9ラウンド開始25秒、山中の強烈な左ストレートが挑戦者アルベルト・ゲバラ(23=メキシコ)の顔面を捉えそのまま10カウント、KO勝ちを収めた。王者山中慎介(31=帝拳)○KO9回25秒×同級8位アルベルト・ゲバラ(23=メキシコ)【1回】立ち上がり、軽快なステップでリング内を動き回るゲバラ。細かいジャブの連打や大ぶりなフックで山中の懐に飛び込み、一撃離脱する戦法。対する山中はガードを固め様子を見る。【2回】ゲバラは第1ラウンドに続き、積極的に山中の懐に飛び込む。山中も徐々にジャブを差し出し始める。ゲバラの踏み込みが強すぎてレフェリーにバッティングの注意をされる場面も。ラウンド終盤から山中が距離を詰め、得意の左ストレートを見せ始める。【3回】