10日に東京・両国国技館で5度目の防衛に成功したWBC世界バンタム級王者・山中慎介(31=帝拳)が11日、東京・新宿区の帝拳ジムで記者会見に臨んだ。

 同級11位アルベルト・ゲバラ(23=メキシコ)を9回KOで下してから一夜明け「特に負傷もないですし、無事に勝ててほっとしています」と振り返った。

 来年3月ごろに次戦が組まれるが、1階級上のスーパーバンタム級でのビッグマッチにも意欲を示した。山中は「1つ上の階級でも通用すると思っている。体重も徐々に増えていますので」と口にした。

 またWBO世界同級王者・亀田和毅(22=亀田)との対戦について問われると「そういう方向にいけば面白い」としながらも「ただ正直、そんなにこだわりはない」と話した。